星野リゾート

温泉王子のビューティラボ第5回「話題の温泉ドクターが直伝!1℃の違いで入浴効果が正反対」

かねてから“美肌の湯”で知られる軽井沢の
「星野温泉 トンボの湯」に勤務する温泉王子よっしが、
美のエキスパート・ミューズけいこの導きのもと、
世の中の女性を健康でイキイキした温泉美人にするためのビューティーラボ。
連載最終回となる今回は、
メディアへの出演も多い温泉ドクターを早坂信哉センセを講師に招いて、
お湯の温度と美容効果の深~い関係などを教えていただきます!

PROFILE
  • 温泉王子よっし
  • 温泉王子よっし

    軽井沢 星野温泉・トンボの湯勤務♪ 
    温泉で世の中の女性たちを美と健康を届けたい!と温泉王子になりました。得意技は「トンボ温泉体操」デス。

  • ミューズけいこ
  • ミューズけいこ

    美と健康を自ら実践する輝くスパ・ディレクター。好き事はお散歩に入浴♪ 足になにやら敏感で、嫌いなものは、足がたくさんあったり(蜘蛛とか?)なかったりするもの(なに?)。

  • ドクター 早坂信哉
  • ドクター 早坂信哉

    東京都市大学人間科学部教授、一般財団法人日本健康開発財団温泉医科学研究所所長、博士(医学)、温泉療法専門医と温泉のエキスパート。入浴・温泉に関することは、幅広く多くの方にとって関心の高いテーマを医学分野における研究結果等をもとに、正しい情報を分かりやすく伝えてくれる♪

たった1℃でまったく変わる!美容効果が高い温度があるんデス!

ミューズけいこ 王子、こちらが今回の講師を務めてくださる温泉療法専門医のDr.早坂よ。長年、入浴の効果を科学的に研究されてきて、温度に着目した「健康になる入浴法」で注目を集めている話題のドクターなの。テレビやラジオへの出演も多く、ご覧のとおりダンディーな方なので、いわば「温泉界のプリンス」でいらっしゃるわね。
温泉王子よっし 初めまして。先生も「王子」でいらっしゃるんですね!よろしくお願いいたします。
Dr.早坂 「温泉界のプリンス」だなんて照れますが、入浴は温度によって効果が大きく違ってくることを、ぜひ皆さまに知っていただきたいと思ってまいりました。実は、お湯の温度は40℃程度までが、美容にも健康にも最適なのです。

■ 美容効果の高い温度と入浴時間

ダイエット 40℃ 15分 食前に入浴すると、胃腸の働きが抑制される
むくみ 40℃ 20~30分 深めの浴槽で。脚をマッサージすることもgood
乾燥肌・美肌 38~40℃ 15分 お風呂上りは、お肌の保湿を忘れずに
便秘・下痢 38~40℃ 15~20分 便秘のときは、入りながらお腹を「の」の字マッサージ
花粉症・鼻づまり 38~40℃ 15分 お風呂で湯気を吸いこみましょう
温泉王子よっし 40℃程度のお湯というと、これまで熱いお湯を好んできた方には少しぬるく感じられるかもしれませんね。なぜこの温度がいいのでしょうか?
Dr.早坂 入浴による効果を得るには、深部体温を上げて維持することが大切です。42℃以上の熱いお湯では、入浴直後は深部体温が急激に上がりますが、30分後ぐらいから下がってしまいます。また、交感神経が高ぶって身体が興奮状態になるので、血圧が上がったり、筋肉が緊張して硬くなったりといったことも。
ミューズけいこ 熱いお湯に長時間入っていると、血液の粘度が上がって、血栓もできやすくなってしまいますね。
Dr.早坂 そうです。一方、40℃程度のぬるめのお湯での入浴では、深部体温の上がりかたはゆるやかですが、30分後も上がった状態を維持できています。身体は副交感神経が優位になっている状態で、血圧は下がり、筋肉もゆるんで、胃腸の活動は活発で消化が良くなるのです。
温泉王子よっし 温度がちょっと違うと、そんなに身体への効果が変わるとはびっくりしました!まさに「40度の境」ですね。
ミューズけいこ 38~40℃くらいのぬるめのお湯にじっくり入ると代謝が上がって、心身ともにリラックスし、美肌にもつながるのよ。

38~40℃くらいのぬるめのお湯がいい!!

いきなり熱いお湯にザブンはNG!!身体にやさしく入るんデス!

温泉王子よっし お湯の温度を意識することの大切さはよくわかりました。家のお風呂ではお湯の温度を自分で調節できますが、あらかじめ温度が決まっている温泉で美容効果を高めるにはどうしたらいいでしょうか?
Dr.早坂 お湯の温度が高い温泉では、湯口から離れたところは温度が低いのでそちらから入るといいでしょう。浴槽にずっと浸かるのではなく、たとえば5分ずつ出たり入ったりというのも1つの方法です。また、露天風呂では外気浴も取り混ぜて。お湯の温度が異なる浴槽がある温泉なら、まずはぬるいお湯の浴槽から入ってください。
ミューズけいこ 最初にかけ湯をすることも忘れずに。肌への刺激が弱まって、湯船に入りやすくなるのよ。
Dr.早坂 まずぬるめのお湯に入った後、熱いお湯に入ってもいいですが、最後はぬるめのお湯で上がってください。サウナも、60~70℃のぬるめのサウナが身体に優しいです。サウナ後には、冷水よりも30℃くらいのぬるま湯をかけましょう。

汗をいっぱいかくこと=痩身にはなりません!全身浴が身体の代謝を上げるんデス!

Dr.早坂 ここまで入浴の温度の大切さについてお話ししてきました。もう1つ覚えておいていただきたいのは、お風呂に長く入ることがやせることにはならないということです。
温泉王子よっし えっ、そうなんですか!お風呂で汗をいっぱいかいても、ダイエットにはつながらないんですね?
Dr.早坂 汗をかくことによって身体の不要物は多少排出されますが、水分は失われ、入浴で消費されるカロリーはわずかです。繰り返しになりますが、入浴で代謝を上げることにより、美容や健康の効果が得られます。
ミューズけいこ それから半身浴より全身浴がおすすめね。首まで浸かれば、浮力で体重重力が1/10になると言われているの。体重50キロの人なら、わずか5キロになるということね。身体が軽くなるのだからリラックスするわ。全身浴では水圧効果もあるので、むくみもとれやすいのよ。
Dr.早坂 よく、温泉で身体をごしごし洗う方がいますが、お湯に入るだけで汚れはかなり落ちます。特にアルカリ性の強い温泉では浸かると皮脂が溶けますので、さらに身体をこすりすぎるとカサカサになってしまうので気を付けて。また、お湯に浸かって10分も経つと、肌は乾燥していきます。出るときには入浴前より肌が乾いている場合もありますので、入浴後はすぐに化粧水をつけて保湿するといいでしょう。
ミューズけいこ セラミドやヒアルロン酸入りの化粧水は保湿効果が高いのでいいと思うわ。入浴前後の水分補給も忘れずにね。
Dr.早坂 入浴後、軽いストレッチなどの運動をすると、さらに代謝が上がります。体温が上がった状態で運動すると、低い状態のときより脂肪が燃えやすくなるのです。

肌のうるおいに効く泉質は?温泉旅行の良さを再確認デス!

Dr.早坂 温泉の泉質はいろいろありますが、塩化物泉(食塩泉)や硫酸塩泉といった塩が入っている温泉が乾燥にいいと言われています。肌についた塩分が汗の蒸発を防ぐので、保温効果が高くなります。
温泉王子よっし トンボの湯は塩化物泉です!ぜひ多くの皆様に入っていただきたいです!
ミューズけいこ トンボの湯は炭酸水素塩泉でもあるわね。炭酸水素塩泉は皮膚の汚れを落としてなめらかにする作用があるのよ。美肌の湯と言われている温泉は、この成分を含むことが多いわ。
Dr.早坂 温泉に浸かることは、自宅のお風呂に浸かることとは異なりますね。まず、浴槽はやはり大きいほうがリラックス効果は高いですし、温泉旅行に行くこと自体が楽しみとなり、身体も心も癒やしますね。
ミューズけいこ 湯船につかるだけなら自宅のお風呂でもできるけれど、温泉の醍醐味はその土地の風景や食事を楽しんだり、施設のスタッフのもてなしを受けたりすることでもあるわよね。
温泉王子よっし 今回の講義で、「すぐに温まろう、すぐに健康になりたい、すぐに美しくなりたい」というのは無理があり、何事も少しずつ良くしていこうということが大切なのだと学びました!表面(皮膚)だけ良くてもダメで、大事なのは中身(内臓と心)。何だか人生に通ずるものを感じています。女性の皆さんをもっと美しくするべくさらに学びたいので、僕はこれからしばらくDr.早坂に弟子入りさせていただいて修行します!立派になって戻ってきます!
ミューズけいこ 王子の決心、素晴らしいわ!婚約者の「姫」もきっと分かってくれるはず。成長を期待して待っているわね。

温泉王子よっし

入浴は温度によって効果が違う!表面(皮膚)を急に熱くするのではなく、中身(内臓と心)をじっくり温めるんデス!
このビューティラボを参考に、より良い温泉ライフを!
ぜひ温泉でもっとキレイになってくださいね♪

今までの研究成果

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